相互銀行とは、取引するな。

相互銀行とは取引するな
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Nさんからの忠告 

Nさんに下請け工事代金をS相互銀行の小切手で支払った。小切手を受け取ったNさんがこんなことを言った。「相互銀行とは付き合うなと、税務署所長をしている姉に言われた」Nさんは私の店の外構工事の下請けである。

なぜ付き合っていけないか理由を姉に尋ねると「事故率が高いからだ」と言われたとのこと。事故率とは、不渡り、倒産、決済不能の件数が普通銀行より多い事を指すと思われる

私の店のメインバンクは相互銀行

これまでの数年間何事もなく取引してきたので、特別気にすることなく取引を続けていた。

それから随分年月が過ぎたころ、経理担当者のミスでサブの銀行で少額の不渡り事故を起こした。その日のうちに不渡り小切手を買い戻して取引相手には迷惑をかけることはなかったが、早速メインバンクのS相互銀行から「貸付金の全額を一旦決済して下さい。」思いもかけぬ連絡があった

戦闘的貸しはがし

S相互銀行からの借入金が一千万円近くあった。「今回だけは期日延期は出来ません。一旦全額決済してください。」の一点張り。返済期日までまだ余裕のある日の夜、S相互銀行の支店長が一人の男を同伴して私の自宅にやってきた。なんでこんなに夜遅く訪問するのかと、いぶかしく思いながら時計を見ると21時30分を過ぎていた。

支店長「ご自宅を処分して、借入金を決済してください」同伴者は不動産屋だと紹介された。突然の申し入れをされた上に、長い年月のあいだお得意様だった客の家に前触れもなく、突然不動産屋を同伴し住宅の処分は同伴の不動産屋に任せろとは、どういうう神経をしているんだとあきれた。

支店長たちが、自分の言いたいことだけ言って帰った後でだんだん腹が立ってきた。

そういえば昔、Nさんが「相互銀行とは付き合うな」と言っていたが、この事だなと思い出した。

事故率が高いはずである。なりふりかまわぬ戦闘的貸しはがしだ。

元店長

おどろいたな~支店長がいきなり夜中に不動産屋を同伴してくるとは・・・

違法訪問の物的証拠

貸金業者の債務者宅への訪問は20時以降は法律で禁止されている。銀行は許されるのか?

明らかに一線を越えた、不法行為だ。

S相互銀行の本店に一時は怒鳴りこんでやろうかと思ったが、人の話を密かに録音する習慣は持ち合わせなかったため、違法訪問の物的証拠がない。それでは喧嘩にならないので、怒鳴り込みはあきらめた。そうはいっても長年世話になったのも事実だしと思い返し、銀行側の申し込みを承諾することにした。

物的証拠があれば、違法行為が公表されては信用問題になるので、借入金チャラにはできないまでも、家を売るまでにはならなかったに違いない。

相互銀行とは 参照⇒相互銀行 – Wikipedia

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