85歳、高校の同期会に出席

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4月20日、高校時代の関東地区同期会に出席した。

会場は御徒町の駅前ビルで、駅から会場まで歩く距離が最短なのが会場に選んだ理由だそうだ。

85歳という高齢だと、そうした配慮も必要という事か。関東地区には100人ほどの同期生が居るらしいが、その内の40名ほどに同期会の通知を送付したと、発起人の挨拶時に説明があった。なぜ40人なのかの説明はなかったが、20名が出席した。

見覚えのある顔は四人。あとは想像もつかない顔ばかり。まるで知らない老人ホームに迷い込んだみたい。

会費は6000円。和式なのに料理は全て大皿盛方式で個々に盛り付けた料理はない。店にとって手間が省けるかわり、客はサービスを受けた感じがしない。

自分の場合、下戸で酒が飲めないから、コップ一杯の水とコーラを飲み、刺身を五つ,六つ、つまんだだけである。

随分とコストパフォーマンスの悪い会であった。

一枚のパロディ写真

4人の発起人の内の一人が同じクラス出身で生徒会長を勤めた男であり、比較的なんでも言い合える仲だったので、笑いの種にしたいと思い一枚のパロディー写真をphotoshopで作って彼への土産にした。

              私の友人とトランプアメリカ大統領が握手している合成写真

写真を受け取った彼は、笑い出すかと思いきや、怪訝な顔をして「これ誰?」とトランプを指さして聞いたのである。

一瞬、我が耳を疑った。衝撃だった。政治に全く関心のないうちの奥さんでさえ、トランプの顔ぐらいは知っている。

芳醇な回想の海、とまでは言えなくても懐かしい時代の思い出に浸れるかと思って参加したけど、会話が通じるかさえも怪しくなっている。

元店長

始まって一時間ほどで友人は姿を消した。発起人であるのに誰にも断らずに帰宅したらしい。

一回デートした彼女を発見。

雪深い新潟県の田舎町から上京して大学に通い始めたころ、音大に通い始めた同期の女子と井の頭公園で1回だけデートをした。その時の印象が鮮烈だったので、今もって記憶の奥底に残っている。その時の彼女は近く結婚するので、その前に私に会いたいと共通の友人を介して実現したのが一回限りの井の頭公園でのデートだった。昨日のことは忘れても、昔のことはよく覚えている。

参加者名簿に彼女の名前があったので、それらしき女性に、本人であることを確認したうえで、一回限りの井の頭公園でのデートの記憶があるか尋ねてみた。記憶は完全に消えていた。

そんなわけで晴れ晴れとした気分で帰宅することがが出来ない同期会だった。。

元店長

忘れっぷりがお見事

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