対角線が狂っているから受け取れない。
簡易プレハブハウスの注文を受けたので、ハウスメーカーに建設工事までを一括発注した。
工事が完成したので、注文主のお宅に物件の引き渡しと代金の請求に伺うと
注文主「部屋の対角線がぴったり合わないので代金の支払いはできない。不服があれば取り壊して持って帰れ」
いきなり思いがけないことを言われて面食らった。部屋の四隅の対角線が合わないというクレームは初めての経験だったのですぐにプレハブメーカーの担当者に連絡すると、怒りのこもった声で、「本建築でさえ対角線は会ってないのに安価な簡易プレハブの対角線が合わないのは常識。注文主は分っていて難癖付けている。目的は値引きだと思う。裁判したらいい。絶対勝つから」
元店長裁判で絶対勝つと言われても・・・
メーカーの担当者にそこまで言われたら、返す言葉も無い。メーカーには代金を払わなければならないし、何年かかるかわからない裁判にかける時間も無い。災難だと思って、相手の要求を呑むしかないと考えた。顧問弁護士を持てるほどの組織ならなんの問題もないのだが、悔しいが仕方がない。
注文主と話し合いの結果、部屋に合わせて隙間なく、注文絨毯を無料で敷き詰めることで合意した。
これから、建物を建てる計画があるならば、完成時に「対角線が合わないがどうしてくれる？」と施工者に一言いってみてはどうだろうか？
元店長云われた方の反応は千者万別
コメント